スーパー・フィットの秘密

全てはみなさまの声から始まった ー 1,200人の耳型の解析

j-phonic の開発の土台となったのは、従来のカナル型イヤホンに対する皆さんの不満でした。
「ぽろぽろ取れてしまう」
「イヤホンが落ちそうで、演奏に集中出来ない」 
「収まりが悪い」など。
特に女性の声は切実でした。皆さんからの声を聞き、私たちはひたすら高級イヤホンと日本人の相性を研究しました。

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まず判ってきたのは、イヤホンのボディの形状が、日本人の耳の開口部(コンチャといいます)よりかなり大きい、もしくは形状が不自然なものが多いということ。 それに加えて、外耳道(カナル)への入り口の角度などが完全に西洋人のまっすぐな耳にしか合わないような形状にデザインされているということでした。

日本人の耳にもフィットするイヤホンを作りたい。私たちは、2年に及ぶ日数をかけ、日本人1,200人の耳型のうち5箇所を測定し、データを積み上げていきました。

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机上のデータだけでは測れない「フィット感」

膨大なデータの5箇所の平均値を出し、その平均値をベースに設計を進めれば素晴らしいイヤホンが出来上がるとメンバーの全員が確認していました。
しかし、実際はそうではありませんでした。

平均値を5つ組み合わせただけでは、全体の65%の人の耳にしか合わない事が解ったのです。これでは海外メーカーの数字とあまり変わりありません。試行錯誤をしている最中、たまたまある日、パーツの一箇所を数ミリだけ回転させてみると、なんと65%のフィット率が85%まで跳ね上がったのです。

もちろん、この85%という数字は日本の女性も含めた数字です。日本人の85%に合うわけですから、西洋人の大きな耳では90%以上になると自負しています。
先端につけるイヤーチップのメーカー様からも、「おそらく今までで一番いいフィット感のイヤホン」というお褒めの言葉をいただいております。

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